6大栄養素

糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを5大栄養素といいますが、最近ではこれに食物繊維を加えて6大栄養素と呼ぶことが多いようです。

糖質

炭水化物ともいわれ、効率のよいエネルギー源になります。 米などの穀類、ジャガイモなどのイモ類に多く含まれています。食べ物から摂った糖質は消化・吸収されたのち、グルコース(ブドウ糖)に分解されてから組織に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。脳細胞や神経細胞、赤血球などのエネルギー源になる栄養素は、糖質のグルコースに限られています。また、グルコースからは生理的に重要ないろいろな物質が作られます。

本によっては、犬には穀類は必要ないと書かれているものがあります。 しかし、家庭犬はパリアなどの野生の犬と違い雑食傾向な食事内容です。だから、個人的には穀類はほぼ毎日取り入れています。

糖質を多く含む食べ物

ごはん、赤飯、パン、めん類、いも類、バナナ、ぶどう、リンゴ、ハチミツ

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脂質

細胞膜や血液などの体の構成成分としてなくてはならない栄養素。脂肪酸は脂質のの主要な成分で、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれる。後者の不飽和脂肪酸はさらに一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分かれる。また、多価不飽和脂肪酸はさらに系列ごとに分かれ、その中でn-6系のリノール酸、n-3系のリノレン酸は体内で合成できないため食事から摂取することが必要です。

ただ、食材からn-6系のリノール酸、n-3系のリノレン酸を必要な量を賄おうとすると他の栄養素の摂取量が過剰になったりとバランスが悪いので、植物性オイルや栄養補助食品を利用すると便利だと思います。

n-6系、n-3系を手軽に

タンパク質

生命活動を維持するために必要不可欠な栄養素。筋肉・臓器・血液・皮膚などのほか、酵素やホルモン、免疫抗体などもタンパク質から成る。タンパク質合成に必要なアミノ酸は20種類あり、その中で体内で合成できないもの(又は体内の合成では不足するもの)を必須アミノ酸といい、必ず食事から摂取。犬の必須アミノ酸は10種で、アルギニン、ヒスチジン、ロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファンです。

必須アミノ酸を多く含む食材

卵、牛乳、鶏の胸肉、アジ、イワシ、鮭、大豆、豆腐

 画像提供:楽天市場

ビタミン

糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素の働きをスムーズにするのがビタミンの役割。大きく脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分かれます。 水溶性ビタミンは余分に摂取した分を尿などと一緒に排泄されてしまうので過剰の心配はほとんどないのですが、脂溶性ビタミンは脂質に溶けて内蔵に蓄えられてから消費される性質を持つので、過剰に摂取する事は避けたいものです(不足よりも過剰のほうが怖いと言われている)。

脂溶性ビタミン

油と相性がよい。

不足
過剰
ビタミンA:化学名レチノール。動物性食品に含まれるレチノールと緑黄色野菜に含まれるカロチンに分かれる。β−カロチにンは発ガン抑制効果。多く含む食材:レバー、卵黄、緑黄色野菜。β−カロチンは油脂で炒めると摂取率アップ

目のトラブル、皮膚障害、粘膜が弱くなる、病原体に対しての抵抗力の低下、感染症にかかりやすい、被毛のトラブル。

骨の脆弱(ぜいじゃく)、食欲不振、体重減少、頭痛、嘔吐、脂肪肝、知覚過敏、妊娠初期の過剰は胎児に先天性異常。犬は他の動物に比較してビタミンA中毒にかかりやすい。
ビタミンD:ヒトと違い犬は体内での合成量が少ないので食事で補う必要あり。腎臓の機能に障害があるといくら摂取しても欠乏症を起こしやすい。多く含む食材:魚、きのこ。動物性のほうが効率よく吸収。きのこは天然乾燥物のほうが含有量多い

骨の成長障害、くる病

ムソー 大分産しいたけ どんこ 50g
高カルシウム血症、組織に沈着して石灰化、食欲不振、嘔吐、便秘、下痢、脱水
ビタミンE:強力な抗酸化作用があり、ビタミンCとの共存でさらに効果アップ、生活習慣病の予防多く含む食材:かぼちゃ、小麦胚芽、キングサーモン。ビタミンC、β−カロチン、ビタミンB2、セレンと一緒に摂るとよい。

筋肉の萎縮、視覚異常、皮膚炎、動脈硬化、体内組織の酸化、溶血性貧血

OSK 小麦胚芽 粉末 300g

毒性はきわめて低いが、長期間多量に摂取し続けると肝障害。ビタミンKの血液凝固作用阻む可能性。

ビタミンK:血液を正常に保つ働きを助ける、骨を丈夫に。多く含む食材:納豆、緑黄色野菜、わかめ。微生物によって合成されるので発酵食品にはたっぷり。油脂を使って調理すると吸収率アップ

出血しやすく、血が止まりにくくなる、骨が弱くなる。抗生物質はビタミンKの合成を阻害。

通常の食事では過剰は心配ない。添加物の合成ビタミンKは一度に大量摂取すると、致死的な貧血や血圧降下、黄疸、嘔吐、呼吸困難などが表れる場合あり
水溶性ビタミン

字のごとく、水に溶けやすいので、効率よく摂取するには汁ごと。

不足
過剰
ビタミンB1:チアミン。糖質の分解しエネルギーに変える過程で酵素の働きを助ける重要な役割を持つ。抗ビタミンB1因子過剰摂取に気をつける(生魚、貝))
糖質の代謝の低下。それにより乳酸がたまり、疲労や筋肉痛の原因に。また、不足により脳や神経に充分な栄養がいかなくなるので、精神状態に影響、手足のしびれ、反射神経の異常。食欲減退とそれによる影響、嘔吐、心臓肥大。

一般に過剰は認められていない。

多く含む食材:豚肉赤身、全粒穀物、大豆、ほうれんそう、ごま。調理の際は煮汁も摂取。
ビタミンB2:リボフラビン。糖質、脂質、タンパク質を分解し、エネルギーに変える補酵素の役割。成長に欠かせない。皮膚や粘膜の健康サポート。体内の有害な過酸化物質の分解。

抗生物質の長期投与で欠乏症の可能性。皮膚や粘膜のトラブル、発育不良、脱毛、運動失調、白内障

HDC 煮干&えび 120g

一般に過剰は認められていない。長期多量摂取で嘔吐。

多く含む食材:レバー、青魚、牛乳、卵、納豆、干ししいたけ、のり。熱や酸には比較的強いが光に弱いので保存の際は留意。
ナイアシン(B3):ニコチン酸とその誘導体のニコチンアミドの総称。糖質、脂質の代謝に不可欠。脳神経のサポート、皮膚や消化器官の健康維持。鉄が不足すると二次的なナイアシン不足の可能性

皮膚炎、口内炎、下痢、知覚障害、幻覚、黒舌病(犬ペラグラ症)虚脱、潰瘍

大分県産焙煎玄米100% 玄米パウダー 300g
嘔吐、下痢、不整脈、消化器官や肝機能障害。一過性のものとして皮膚の赤らみと痒み。多く含む食材:あじ、かつお、かじき、レバー、鶏肉、玄米、ピーナッツ。調理の際は煮汁も摂取。
パテントン酸(B5):いろんな食材に含まれる。さまざまな代謝過程による補酵素であるコエンザイムAの主成分として働きエネルギーの生成を促す。副腎皮質ホルモンの生成促進することでストレス緩和・疲労を防ぐ。。神経伝達物質や免疫抗体の合成。
成長低下、疲労、皮膚炎、脂肪肝、低コレステロール血症、抗体反応低下、昏睡、免疫力低下、感染症。抗生物質常用の場合は意識して補う。

一般に過剰は認められていない。

多く含む食材:レバー、鶏肉、鮭、納豆、干ししいたけ、アボカド。油や酸、アルカリなどに分解されやすいので、加工されてないものも食事に摂り入れるようにする。
ビタミンB6:ピリドキシン。アミノ酸代謝に不可欠な補酵素の主成分になる栄様素。要求量はタンパク質の摂取量に比例する。脂肪肝の予防。腸内細菌によって合成可能だが抗生物質を長期服用の場合は欠乏の恐れ。

欠乏症はほとんど見られないが、稀に神経の機能不全、腎臓障害、軽度の貧血、舌炎筋肉の脆弱化、食欲不振に由る成長低下。

一般に過剰は認められていない。大量に長期摂取で運動失調。

多く含む食材:まぐろ、かつお、レバー、鶏肉、大豆、ごま、バナナ。効率よく摂取するには新鮮な動物性食品から。熱に強いが光(紫外線)に弱い。B2と一緒に。
葉酸:細胞の増殖に不可欠。B12とともに骨髄で赤血球の合成援助。DNAやRNAの合成にも重要。神経伝達物質の合成や抗体の生産に関与。動脈硬化を防ぐ役割(肝臓内で動脈硬化の原因物質の一つホモシステインをメチオニンに変化)に注目集まる。
造血作用の異常により白血球減少、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)発症。疲労、舌炎、皮膚炎、胃腸潰瘍、動脈硬化

一般に過剰は認められていない。多量に長期間服用で亜鉛吸収阻害

多く含む食材:葉物の野菜。保存は日光に注意。水溶性で熱に弱いので汁ごと食べるのがよい。
ビタミンB12:コバラミン。コバルトと言うミネラルを複雑な化合物。葉酸の働きをサポート。中枢神経や脳の働きを維持するのにも役立つ。胃に異常が見られる場合は薬で補給。
葉酸の機能を低下させるため、貧血になったり、疲労感、舌炎、消化器官に悪影響。二次的な欠乏症として悪性貧血、食欲不振、成長抑制、神経過敏、運動失調、神経障害。

食事では過剰の心配ない。

多く含む食材:レバー、豚肉、卵、あさり、のり。動物性食品に豊富。ベジタリアンでは不足に。保存の際は密閉。汁ごと食べる料理で。
ビオチン(H):糖質、脂質、タンパク質の代謝をサポート。アミノ酸の代謝や核酸の生成にも深く関わる。皮膚や被毛の健康維持には必須。アレルギーに対する効果も。消化管内で合成可能だが、抗生物質長期服用の場合は補給。生の卵白はビオチンの吸収を阻害すると言われているが、毎日20個、30個と食べなければ心配ない。

エネルギー生産の低下により疲労感脱力感に陥る。食欲不振、成長障害、皮膚炎、舌炎、関節炎、神経障害、毛並みの悪さ、毛の色素減退

丹波黒大豆 黒豆きな粉くん

一般に過剰は認められていない。

多く含む食材:レバー、鶏肉、卵、鮭、ヨーグルト、きな粉。生の卵白にはアビジンと言うたんぱく質が含まれ、ビオチンと結合するため吸収を阻害。これが心配ならば卵白を過熱すればよい。
コリン:細胞膜や神経組織を構成するレシチンや神経伝達物質のアセチルコリンの材料。コレステロールが細胞膜に沈着するのを抑制。アセチルコリンは血管の拡張、血液の循環を円滑に。これらの働きで生活習慣病の予防。人は体内合成できるが犬は食物から摂取。
細胞膜が崩れることで動脈硬化が懸念。肝臓が腫れて肥大。認識力の低下。認知症に関係するとの報告も。出血性腎不全、成長抑制、胸腺萎縮症

犬の場合要求量の3倍で中毒、赤血球減少。

多く含む食材:卵黄、レバー、牛肉、豚肉、大豆、さつまいも、小麦胚芽。他のビタミンに比べて要求量が多い。
ビタミンC:アスコルビン酸。体内で合成できるが、酸化ストレス(殺虫剤、タバコの煙などの毒素)により血中レベルが激減することが分かっているので、添加は必要。健康な歯と歯肉、骨のために。コラーゲンの製造に不可欠。免疫反応を強化。抗酸化作用あり。

尿路と皮膚の感染、膀胱結石、免疫力の低下。壊血病。関節炎、異形成。

アスコルビン酸ナトリウムの過剰摂取で骨内のカルシウム減少。ナトリウム、リン、カルシウムと結合し、様々な種類の結石の原因になることがある。多く含む食材:柑橘系フルーツ、キャベツ、パセリ、ジャガイモ、モヤシ、アルファルファ

ミネラル

ミネラルそのものにエネルギーはありませんが、ビタミンと同様、微量ながらも健康維持には不可欠な栄養素。カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、硫黄、マグネシウムからなる【準主要元素】と、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、マンガン、セレニウムなどの【微量元素】がある。
カルシウム:体内に最も多いミネラル。体重の約1〜2%を占め、そのうち99%が骨や歯の主成分。骨代謝に不可欠。残りは生理機能の調整に広く関与。リンとマグネシウムは関連が強く、カルシウム1〜2:マグネシウム1:リン1のバランスで摂取するのが効果的と言われる。

骨折しやすい、骨粗しょう症、成長期の形成障害、脳や神経の機能が維持できない、神経過敏、歩行不全、筋肉の痙攣

多く含む食材:乳製品、魚、干しえび、ひじき、高野豆腐、水菜。ビタミンDと一緒に。

鉄や亜鉛、マンガン、マグネシウムなどの吸収を阻害。高カルシウム血症。カルシウム中毒で痙攣。

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リン:カルシウムに次いで体内に多いミネラル。体重の約1%を占め、そのうち80〜85%がカルシウムと結合してリン酸カルシウムとなり、骨や歯の形成に使われる。残りはDNAやRNAと言った核酸の成分になったり、リン脂質として細胞膜を構成する成分に。神経伝達の補助も。

骨の石灰化が遅延して骨軟化症に。重度の欠乏で癲癇がみられることも。虚弱、繁殖力の低下。

多く含む食材:乳製品、卵、鰹節、のり、大豆製品。犬の場合カルシウムとの比率は1:1〜2:1の間が望ましいと言われる。
過剰によりカルシウムとのバランスが崩れると、カルシウムの吸収が妨げられる。貯蔵したカルシウムの放出により骨や歯が弱くなる。副甲状腺ホルモンの反応低下により腎疾患。
ナトリウム:筋肉と神経の適切な補助、身体内に一定の水分を保持、皮膚の感想と脱毛予防、カリウムと一緒に働いて血圧を調整、他のミネラルが血液中に溶けるのを促進させる働き

アレルギー、下痢、ガス、関節炎の増加、食欲減退、筋肉痙攣、精神的感情の麻痺

多く含む食材:昆布、セロリ、にんじん、ほうれん草、オクラ、リンゴ、アスパラガス、キュウリ

高血圧、動脈硬化、腎臓病、発ガン率が高くなる

カリウム:体内のナトリウムを調整し、高血圧を予防。細胞内の酵素反応を補助。エネルギー代謝、神経刺激の伝達、筋肉の活動にも深く関与。

激しい下痢や嘔吐時、または、利尿剤を長期間使用している場合、低カリウム血症を生じることあり。筋肉が弱ることから運動失調が現れたり、心筋にも影響が出て心臓病を起こすリスクが高まる。

多く含む食材:わかめ、昆布、じゃこ、鰹節、大豆、里芋、リンゴ。調理による損失が多いので、汁ごとがおすすめ。生で食べれるものなら損失の心配が減る。

悪化すると、意識障害や昏睡常態。腎機能が低下していると、高カリウム血症。嘔吐、下痢。

ムソー 有機アップルビネガー(純リンゴ酢) 360ml
マグネシウム:ナトリウムとカリウムの運搬に必要。重金属の解毒。酵素の活性化をサポート。抗ストレスミネラル。

食欲減退、行動異常、てんかん、筋肉痙攣、神経過敏、心臓病

多く含む食材:ごま、海草、キクラゲ、アーモンド、大豆、小麦胚芽
腎臓に負担、高マグネシウム血症、中枢神経機能低下、リン酸マグネシウム尿結石
塩素:胃液(塩酸の生成)、血液浄化、肝臓の働きを助けて体の中の老廃物をスムーズに取り除く。

消化不良、甲状腺機能亢進、脱毛、肥満。普通は不足の心配はない。

多く含む食材:セロリ、レタス、ほうれん草、昆布、キャベツ
汗や尿で体外に排出されるので基本的には過剰摂取の心配なし(ヒトの場合だけど犬にも当てはまると思う)
:赤血球のヘモグロビン、筋色素のミオグロビンとして存在し酸素を全身に運ぶ。これらは機能鉄と呼ばれ、残りは貯蔵鉄として肝臓や脾臓、骨髄、筋肉などにストックされる。吸収されにくいので過剰の心配はまずないが、反面排泄されにくいので、長期間に大量摂取しない。

貧血、疲労、抑うつ、息切れ、低血圧、病気への抵抗力減退

多く含む食材:レバー、ひじき、キクラゲ、鰹、卵黄、昆布。鉄鍋を利用したりビタミンCと一緒に。

慢性障害:肝臓障害、糖尿病、、不整脈、鉄沈着症。急性中毒:嘔吐、頭痛、ショック症状

:アミノ酸の一つのチロシンの機能に必要。鉄の吸収促進。多くの酵素の構成成分。

貧血、脱毛、色素欠乏、被毛の縮れ、低血圧、甲状腺機能低下、免疫反応低下

多く含む食材:全粒粉、レバー、豆類、緑黄色野菜、魚介類
先天的な代謝異常を除いてほとんどなし。
マンガン:酵素の働きを活性、正常な骨の構造、栄養素の代謝に必要。必須アミノ酸の一種ヒスチジンにはマンガンの吸収を促進する働き。

発育不良、神経系障害、生殖異常、筋無力症

多く含む食材:卵、穀類、肉類、緑黄色野菜
普通は過剰の心配なし。
ヨウ素:甲状腺は喉の下にある器官。甲状腺内では、ヨウ素を原料として、甲状腺ホルモンのチロキシンやトリヨードチロシンなどが合成。、あらゆる身体機能の調節に必要

甲状腺機能障害、体重増加、疲労、脱毛、貧血、むくみ、感染症への抵抗減少

多く含む食材:海草、牛レバー、肉類、卵黄、イワシ、サバ
ヨウ素の取り込みが障害されるため、甲状腺ホルモンの生産が低下、結果、不足したときと同じような症状を起こす。
硫黄:軟骨、腱、活性組織、化合物の構成物。解毒作用や、酵素の活発化、多糖類を合成するのに役立つ。健康な髪、皮膚、爪のために不可欠。硫黄は、硫黄単独としてではなく、硫黄化合物として働く。必須アミノ酸のメチオニンがその一つ。ビタミンB群と一緒に働き人体の基本的な代謝を助ける。

皮膚障害、湿疹、皮膚炎、脱毛、関節や爪が脆くなる。ベジタリアン食だと不足になることがある。

多く含む食材:肉類、魚、乳製品、卵黄、にんにく、キャベツ

ない?

亜鉛:体内の各組織に広く分布、特に皮膚や毛に多く含まれる。さまざまな生命活動の根幹を支える。遺伝情報の伝達にも不可決。

皮膚のびらん、成長遅延、腎臓ダメージ、目の疾患、傷が治るのに時間がかかる

多く含む食材:魚介類、牛肉、豚肉、レバー、卵、豆類、ごま。穀類に含まれるフィチン酸は代表的な亜鉛吸収阻害物質。植物性食品に偏った食事だと亜鉛不足に。

普通の食生活では過剰の心配なし

LIFE STYLE2 亜鉛
セレン(セレニウム):体内に発生した活性酸素を分解。ビタミン と密接に関連。

成長障害、肝臓障害、免疫低下、筋肉変性、繁殖力低下、乳量減少、老化が早まる、心筋症、発ガンリスクの高まり。

多く含む食材:魚介類、鶏肉、卵、穀類
不足より中毒症状のほうが出やすい。脱毛、爪が脆くなる・変性、嘔吐、下痢、腹痛、末梢神経障害、運動失調

食物繊維

炭水化物に分類されるが、糖質と違い、体内で消化・吸収されない。水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大きく分けられる。

  • 不溶性食物繊維
    野菜・穀類・豆類に多い。腸内で膨らみ腸内の不要なものを吸着、排泄。便秘予防。
  • 水溶性食物繊維
    果物や海草に多い。血中コレステロールを低減させるので高脂血症や糖尿病の予防に効果があるといわれる。
食物繊維を多く含む食材

インゲン、全粒ライ麦、おから、ごぼう、かぼちゃ、きのこ

画像提供:楽天市場
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